- 61: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/19(月) 22:57
- サラヴァナンは足鈴をみせると。
ガンガ「チャンドラムキの足鈴よ!」
サラヴァナン「ホントに150年前のものだと思ってるのか?」
ガンガ「ええそうよ」
サラヴァナン「これは5年前のものだ」
ガンガ「いえ、これはチャンドラムキのよ」
サラヴァナン「これだけは言っておく。これはチャンドラムキの足鈴ではない。」
ガンガ「そんなこと信じないわ。」
しばらく問答して
サラヴァナン「ガンガ、あなたはこの足鈴について何も知らないんだな。」
というと、ガンガは必死になって
ガンガ「私よ、それ、どういう意味!」
と突っかかってきます。
サラヴァナン「まぁ、落ち着いて。」
とその場をなだめます。
- 62: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/19(月) 23:12
- ラーマチャンドランは部屋で祈祷をしています。
チャンドラムキの魂を呼び出そうとしているようです。
そうすると、チャンドラムキの部屋から音が聞こえるので、
サラヴァナンが部屋に向かいます。
そして、サラヴァナンは王様に扮してドア越しに
チャンドラムキの魂と会話します。
(「やわらでぃ」「なんだ!」)
王様「チャンドラムキ、望みは何だ?」
チャンドラムキ「貴様の命だ!」
王様「できるとでも思っているのか?」
チャンドラムキ「もちろんだとも」
王様「じゃぁ、殺してみよ」
チャンドラムキ「今は見逃してやるが、今度のドゥルガー祭りの日に焼き殺してやる。」
王様「今日はドゥルガー祭りじゃない。あっちいけ!その日になったらまた戻てこい!」
- 63: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/19(月) 23:22
- 王様とチャンドラムキの問答をしている時、ラーマチャンドランの祈祷が中断します。
屋敷の人「何か起きましたか?」
ラーマチャンドラン「祈祷のジャマが入った。
チャンドラムキの魂をこの結界におびき出そうとしたのだが、誰かがジャマをした。」
そのとき、階段からサラヴァナンが降りてきます。
- 64: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/19(月) 23:27
- 特に意味はないが、このシーンでラジニ様が着ているトレーナーの文字。
MORE
SK FOR MORE
SK FOR
MORE
ASK
FOR
MORE
- 65: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/19(月) 23:31
- ラーマチャンドランはサラヴァナンの目の前に立ち、忠告します。
ラーマチャンドラン「お前は何様だ?大きな過ちを犯したのだぞ。」
しかし、サラヴァナンは
サラヴァナン「いや、私は正しいことをした。」
と返します。
すると、ラーマチャンドランはきびすを返してその場を立ち去ります。
- 66: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/19(月) 23:41
- あくる日、屋敷の人は川辺でラーマチャンドランと会い、
娘の結婚の招待と祝福をお願いしました。
それをおばちゃんに報告するも、おばちゃんは「式には行かんで。無理やで。」
とつっぱねます。
(花火が上がって婚約パーティのはじまりです。)
- 67: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/19(月) 23:50
- パーティの途中で、花婿のダンスの先生がケータイで呼ばれて外に出ます。
サラヴァナンはガンガを探しに屋敷に入ります。
屋上にいくと、いきなり後ろから襲撃されます。
おばちゃんの腰ぎんちゃく男が襲いかかってきたのです。
が、無駄に花火が鳴り響く中、サラヴァナンが見事に撃退します。
- 68: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/19(月) 23:55
- その後、サラヴァナンはセンディルと二人で行方不明のガンガを探しますが、
庭で、ダンスの先生といがみ合っているところを見つけます。
どうやら、ガンガが襲った模様。
でも、センディルはガンガが襲われたものだと勘違いします。
ガンガは気を失い、センディルはベッドに運びます。
- 69: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/20(火) 00:00
- 翌朝、センディルがダンスの先生に「妻に手を出してけしからん。出て行け!」
とまくしたてますが、サラヴァナンが止めに入ります。
が、センディルはさすがに堪忍袋の緒が切れたらしく、サラヴァナンにも
「出て行け!」と言ってしまいます。
おばちゃんも屋敷の者も加勢します。
- 70: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/20(火) 00:06
- そして、サラヴァナンが出て行こうとしたとき、ラーマチャンドランが止めに入ります。
ラーマチャンドラン「もし、この男が出て行ったら、さらに悪いことが起きるぞ。」
屋敷のものが口答えするも、
ラーマチャンドラン「黙れ。私は事の全てを知っている。
サラヴァナンは私よりも必要な人だ。
彼の血をふきなさい。
善人の彼の血を流しては、どんな儀式をもってもチャンドラムキの霊は止められないぞ。
彼の精神医学の手段が解決する唯一の手段だ。
- 71: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/20(火) 00:15
- ラーマチャンドラン「先日の儀式が中断したときのことを覚えているだろう。
その時、私は彼の顔に光を見た。
彼の顔には、幸福をもたらす何かを見た。
後で、彼と会って、事の一部始終を知った。
もし、神様に10本の腕があるとすれば、彼は10人分の頭脳をもっている。
彼は只の精神科医ではない。
彼はアメリカで、世界でもっとも権威のある精神科医に従事しているトップクラスの医者だ。」
と、屋敷の者を説得します。
- 72: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/20(火) 00:17
- そんでもって、
ラーマチャンドラン「彼は、ガンガの問題を解決するために、自分の命をかけようとしているのだ。」
と、屋敷の者に告げるのでありました。
- 73: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/20(火) 00:19
- ----
この辺で、話の核心に迫るわけですが。
とりあえず、今日はここまで。
一応、 >>31 にちょっとだけ書いてます。
- 74: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 21:15
- 旅行の支度もできたので、コッソリラストのラカラカ直前まで書きますね。
- 75: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 21:26
- サラヴァナンはセンディルとおばちゃんを部屋に呼び、円卓を囲んで真相を語ります。
サラヴァナン「今までの問題を引き起こしたのはドゥルカなのか。
いや、違う。センディルの妻ガンガだ。
センディルは私を呼び戻して『ドゥルカが今までの問題を引き起こした』と言った。
それを聞いて、私は犯人はドゥルカではないと確信した。
- 76: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 21:37
- とある夜、夜中の12時にチャンドラムキの部屋から歌と踊りの物音が聞こえたが、
どん!とドアを叩くと、歌と踊りの物音がピタッとやんだ。
誰の仕業か調べるためにガンガをチャンドラムキの部屋に連れて行ったが、
ガンガが部屋に入ったとたん、振る舞いが急変した。
今まで見たことのないガンガの振る舞いだった。
ガンガは憑依されたのだ。
- 77: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 21:44
- そのとき、私はチャンドラムキはガンガにとりついたことに気がついた。
私の推測を確認するために、ガンガに足鈴をなくしたように見せかけて、
この足鈴はチャンドラムキのではないとウソを言ったところ、
ガンガの人格はチャンドラムキに変化した。
ガンガ自身はこのことに気づいていない。
その後、ガンガはしばしばチャンドラムキの人格に変化していた。
このことは、ガンガ自身の問題なのだ。
- 78: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 21:54
- 新聞で、お婆さんのような話し方をする二十歳の女性の記事や、
死んだお爺さんのように振舞う5歳の坊やの記事などを
読んだことがあると思うが、ガンガの場合も同じケースだ。
医学用語では「人格分裂(Split Personality)」と呼ばれている。
場所が変わると別の人格の振る舞いをする。
ガンガには人格分裂が起きていたのだ。
- 79: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 22:13
- ガンガの人格分裂を引き起こした原因を調べるために、馬面男(センディルの叔父)を連れて
ガンガの出身の村エッルール(Ellur)に行った。
我々は、ガンガの幸福な面しか知らない。
ガンガには不幸な一面があったのだ。
ガンガの村に行った後で過去のトラウマを知った。
ガンガの父親は低いカーストの女性と結婚したので村八分にされた。
父親が亡くなったが、それでも村八分を解かなかった。
ガンガの母親は村人の前でひれ伏すように要求されたのだ。
ひれ伏すしか選択の余地がなかった。
そして、屈辱の死を遂げてしまったのだ。
- 80: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 22:31
- ガンガの目の前で両親が殺され、村人の前で両親の死体が焼かれたのだ。
ガンガは両親に対する行為を観て激怒し、村長に殴り、そして気を失った。
これがガンガの最初の精神的な混乱だ。
幼くして両親を亡くしたガンガは、祖母に育てられる。
ガンガは祖母の昔話を聞いて成長していった。
ガンガはその昔話を聞くたびに、話の世界の人物になりきってしまう。
この幼い時期からの振る舞いは、ガンガがチャンドラムキになりきってしまう原因だと理解した。
- 81: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 22:38
- ガンガが高校生になったとき、祖母は病気になる。
そのせいで、勉強に集中できなくなり、しまいには眠れなくなる。
次の日の試験で答案に答えを書けなくなり、解答用紙を外に投げつけ、
狂ったように走った。
学校の先生は、その光景を今でも生々しく記憶に残っている。
- 82: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 22:51
- 祖母はガンガの心の病に気づかなかったし、治療もされないままだった。
祖母の死後、寂しさを紛らわせるために悪さをするようになった。
ガンガの幼少期の話が記憶に深く残り、それがこの屋敷をセンディルに
買わせたワケなのだ。
- 83: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 22:56
- ガンガのいたずらっぽい性格で、チャンドラムキの部屋に入ってしまうが、
そのときガンガの心の弱みに付け込んで、チャンドラムキの人格が
ガンガの心の中に入ってしまう。
ガンガがチャンドラムキの部屋に行き、チャンドラムキになりきってしまう。
そして自分自身がチャンドラムキだと信じ込んでしまう。
その結果、ガンガの人格がチャンドラムキの人格に変わってしまうのだ。
- 84: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 23:03
- センディルはチャンドラムキの変化に気づかなかったのだが、
それは夫の眠りの癖を知っていたからだ。
また、ガンガ自身への疑いをそらすために自分のサリーに火をつけたり、
周囲の疑いの目をドゥルカに向けさせたりしたのだ。
プリヤを追いまわしたのもガンガだ。
コーヒーに毒を入れたのもガンガだ。
水槽を押して落としたのもガンガだ。
そして、ダンスの先生に犯されたことにしようと仕向けたのもガンガだ。」
- 85: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 23:14
- と、事の真相を淡々と説明します。
サラヴァナン「ガンガがチャンドラムキの人格に変わるとき、
チャンドラムキが愛しているガネーシュカランのことを思っている。
ガネーシュカランの家には、ヴィシュナサン(隣の家に住むダンスの先生=プリヤのだんな)
が住んでいる。
つまり、ヴィシュナサン=チャンドラムキが愛するガネーシュカランと同一視してたわけだ。
だから、プリヤと結婚させないために、プリヤを殺そうとした。
その上、ヴィシュナサンに犯されるように仕向けた。
センディルを2度も殺そうとしたのは、愛しているガネーシュカラン=ヴィシュナサンの前に
現実にガンガの夫として立ちはだかっているセンディルがジャマだったからだ。
- 86: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 23:20
- 水槽の騒ぎのとき、やってきたガンガはまだガンガのままだったが、
私がガンガを見た瞬間、チャンドラムキの人格に変わっていた。
ガンガの背後で「ヘイ!」とドゥルカに向かって叫び、ドゥルカを小部屋に
連れて二人きりになって、ガンガに起きた一部始終を話した。
ドゥルカはわかってくれて、ガンガのために協力してくれた。
- 87: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 23:28
- ラーマチャンドランのプージャをしているときに、私は悪い王様になりきって
チャンドラムキの前に立ちはだかった。
チャンドラムキは私を王様だと信じ込んだ。
チャンドラムキは復習のために私を殺すと言い放った。
チャンドラムキの思いを満たさなければ、ガンガを失うことになるだろう。
ドゥルガー祭りの日に私が王様となってチャンドラムキの復習を果たせば、
ガンガは元に戻る。
つまり、私の命と引き換えにガンガは元に戻るわけだ。」
- 88: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/22(木) 23:30
- というようなことを、長々と言うわけです。
あらすじなのか、英語字幕の意訳なのかわけわからなくなってしまいましたが、
ここまでかけば、あらかたチャンドラムキを理解できると思います。
奈良支部の忘年会がおわったら、正月休みでも利用してまとめようかしらん。
- 89: 名前:みずさわ投稿日:2005/12/30(金) 21:15
- 先日、C3miniな方面からチャンドラムキの元ネタ映画[「manichitrathazhu」を
年末を利用して観ましたが、見事にチャンドラムキそのまんまで、かえってビックリ!
奈良支部忘年会に参加した皆さん、年末年始を利用してぜひ一度ご覧あれ!
- 90: 名前:rajiv投稿日:2006/06/01(木) 15:14
- こんにちは、32歳のインド人です。結婚されています。インドに興味のある方と友達になりたいです。よろしくお願いします。
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